「学びたい」を育む

滋賀県子育て学会は、保育士、保育教諭、幼稚園教員、小学校教員、医師、看護師など子どもに関係する専門職が一緒になり、子育てが発展するための活動を行い、多職種連携や研究の促進を目的としています。子どもに関する専門職を対象とした様々なセミナーだけでなく、子育て中の保護者の方にも参加していただける学会を主催しています。

ご挨拶

近年、科学技術の進展等により、人々の生活様式が変容し、それにともなって子どもたちを取り巻く環境も大きく変わり、健康面や体力面等における負の影響が懸念されています。
家庭で行われてきた子育てにおいても、多様化し、それによって子育てに関わる大人だけでなく、乳幼児たちにも大きな影響を与えています。そこで、本学会は、子育てに関する専門職、現在、子育て真っ最中の保護者や子育てに興味関心のある人々が「地域の子育て力」を築くために集まり、ともに話し合い、考えあう、交流の場の提供を目的としてスタートしました。
 昨年の「第1回学会」では、シンポジウムを開催し、乳幼児の子育てについて、6人の専門的な視点(保育園、幼稚園、栄養、運動遊び、睡眠、医療)から、現状と課題を提案しました。多くの皆様の参加をいただき、乳幼児にとってより良い環境をつくるために、「今、何をすればよいのか」をともに考え、議論を深めました。
本年5月には、子どもに関わる若手専門家を対象に、「子どもの発熱、睡眠」の2つのテーマによる「ワークショップ」を開催しました。
そして、12月3日(日)には、第2回学会を開催します。皆様からの一般演題を募集し、併せて特別講演を予定しています。奮ってご参加くださるようご案内いたします。
本学会では、これらの事業を開催し、関連団体・機関のご協力をいただき、連携と協働を深めてまいりたいと考えています。そして、乳幼児にとってよりよい環境をつくるために、力を合わせていきましょう。
 
 
会長:谷川尚己(びわこ成蹊スポーツ大学・生涯スポーツ学科・学校スポーツコース・特別招聘教授)